ムジカ・アンティカ・カローレ

歌(ソプラノ):森川郁子  桐朋学園大学声楽科、及び同大学研究科2年修了。声楽を牧川修一、石井美香、古楽声楽を原雅巳、小林木綿、鈴木美登里氏に師事、国内外でロベルタ・インヴェルニッツィ、ゲルト・テュルク、ジル・フェルドマン各氏に学び、中世から現代音楽まで幅広いレパートリーで演奏活動を行う。ソロではリュートやビゥエラ、チェンバロ、室内楽トリオ、オーケストラなど様々な編成での器楽奏者と共演し、2010年にマダガスカル共和国大使館での共和国独立前夜祭にてラヴェル「マダガスカル島民の歌」を演奏。オペラではヘンデルのバロックオペラやヴェルディ「リゴレット」ジルダ役他、数々の宗教曲でソリストとして出演。また赤津眞言主宰「アトナリテ・クール」、花井哲郎主宰「コントラポント」他多くの演奏会に参加、女声アカペラアンサンブル「レ・グラース」「ヴォックス・エリジウム」「レックス・クレメンティエ」「カペラッテ」、福島康晴主宰「エクス・ノーヴォ室内合唱団」のメンバーとしても意欲的に演奏活動を展開。日本ヘンデル協会、日本イタリア古楽協会、各会員。アイゼナハ音楽院声楽講師。

 

ルネサンス・フルート:菊池かなえ 3歳からピアノ、10歳からフルートを始める。東京音楽大学附属高等学校、桐朋学園大学でフルートを学ぶ。同大学研究科においてフルート専攻及び古楽器科フラウト・トラヴェルソ専攻修了。これまでにフルートを糸井正博、青木明、植村泰一、小泉浩、野口龍、加藤元章各氏、フラウト・トラヴェルソを有田正広氏に師事。大学在学中よりバロック時代のフラウト・トラヴェルソをはじめ、以後、時代によって様々に変わるフルートを手掛けていく。現在、ルネサンス・フルートからバロック、クラシカル、ロマンティックフルートなどの多鍵フルート、現代のフルートまでレパートリーを持ち活躍している。第8回日本管打楽器コンクールフルート部門第3位(東京)、第1回日本現代音楽協会主催演奏コンクール第2位(東京)、日本コロンビア音楽賞受賞、第6回日本フルート協会主催コンヴェンションコンクール第2位(広島)、第24回National Flute Associati Young Artist Competition優勝(ニューヨーク)。現在、桐朋学園大学芸術短期大学フルート科非常勤講師、国立音楽大学西洋古楽非常勤講師、パウエルフルートアカデミー講師。日本フルート協会理事、日本クーラウ協会理事。

 

リュート:佐藤亜紀子 東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。在学中に左近径介氏と水戸茂雄氏にリュートの指導を受ける。ドイツ国立ケルン音楽大学でコンラート・ユングヘーネル氏に師事し、2000年にソリスト・ディプロマ取得。その後スイスのバーゼル・スコラ・カントールムでホプキンソン・スミス氏に師事し帰国。2010年3月まで東京藝術大学音楽学部古楽科教育助手を務める。2011年文化庁新進芸術家海外研究員としてスペインのバルセロナ高等音楽院にてシャビエル=ディアス・ラートーレ氏にバロック・ギターを師事。ソロリサイタル、リュートのデュオ、歌手やアンサンブルとの共演、バロックオペラに出演など多彩な活動を展開中。2009年には台東区芸術文化支援制度対象事業として音楽物語「ジョン・ダウランド物語」をプロデュースし好評を博した。通奏低音奏者を務める「ラ・ストラヴァガンツァ東京」の演奏会はNHK BSで放送された。日本リュート協会会員として、会報にリュートに関する様々なテーマの記事を執筆している。ソロアルバム「ララバイ~イギリスルネサンス期のリュート音楽~」をティトックレコーズ、ティーサポートレーベルよりリリース。アイゼナハ音楽院リュートクラス講師。アトリエ楽古主宰。