アーク室内管弦楽団

アーク室内管弦楽団は1989年、気鋭のプロ奏者が集まり結成。色々な芸術を創造する意味を持つ「アーク」を楽団名として、世界中で数百年脈々と親しまれてきたクラシックの音楽を中心に、現在の私たちが真摯に向き合って演奏し、聴くお客様との心が通じ合う演奏を行っています。独自企画のコンサート、劇場オーケストラとしての演奏、学校芸術鑑賞事業公演、音楽イベントなどに出演しています。

指揮者:野口剛夫 東京生まれ。中央大学大学院(哲学)、桐朋学園大学研究科(音楽学)を修了。音楽学を加田萬里子、西原稔、作曲を別宮貞雄に師事。昭和音楽大学講師を経て、東京フルトヴェングラー研究会代表。同研究会管弦楽団指揮者。日本初演曲を含む多くのプログラムを指揮している。ジャパンエレクトロニックオーケストラ音楽監督。指揮、作曲、研究の多方面で活躍しNHKニュースや新聞紙上にも取り上げられる。またフルトヴェングラー作曲作品の紹介に努め「テ・デウム」や「交響曲第3番」などの日本初演を指揮。作曲では「ピアノのためのコンポジションズ」「弦楽四重奏」「交響詩『神代の調べ』」(イエナ・オーケストラ講習会委嘱作品)、「オーケストラのための5つの小品」などがある。著書に「フルトヴェングラーの遺言」(春秋社)、「私の音と言葉」(アルファベータブックス)、訳書にハインリヒ・シェンカー著「ベートーベン第5交響曲の分析」(音楽之友社)、フィッシャー=ディスカウ「フルトヴェングラーと私」(河出書房新社)など多数。2014年に「新潮45」2013年11月号掲載の論説「全聾の天才作曲家、佐村河内守は本物か」が大きな反響を呼び、第20回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞。

 作曲家としての視点からもスコアを読む深さと、確固たる表現により白熱した演奏を生み出す。ブルックナーの演奏にも定評がある。

指揮:武田真宜 山形北高等学校を経て昭和音楽大学卒業。指揮法を星出豊氏に、指揮の基礎を高階正光氏に学ぶ。音楽スタッフとして様々な公演に参加。その後、青少年オペラ劇場巡回公演「魔笛」「カルメン」「ヘンゼルとグレーテル」「河童譚」「愛の妙薬」やファミリーミュージカルを指揮。「椿姫」「アマールと夜の訪問者」「ラ・ボエーム」「夕鶴」公演の指揮、また「こうもり」「メリーウィドゥ」「チャルダーシュの女王」「ボッカチオ」「令嬢マリ―ツァ」などの数々のオペレッタ公演を指揮し定評を得る。その他オペラガラコンサートや合唱曲を指揮。ミュージックケアの一環として諸施設の音楽講師を務めている。東京アーク管弦楽団指揮者。オペラリリカふじみ野公演指揮者。ふじみ室内管弦楽団指揮者。旋律を丁寧に紡いで、その響きと音楽を創り出す。