植村理葉

桐朋学園女子高等学校音楽科卒業し、文化庁芸術家在外研修員(3年派遣)としてケルン音楽大学でイゴール・オジム氏に師事、最優秀成績で卒業。ローム音楽財団より助成を受けローザンヌ音楽院でピエール・アモイヤル氏に師事、首席で卒業。全日本学生音楽コンクール・ヴァイオリン部門小学生の部全国1位、日本音楽コンクール第2位、併せてナカミチ賞受賞。ミケランジェロ・アバド国際音楽コンクール優勝。レオポルド・モーツァルト国際音楽コンクール最高位受賞、併せてモーツァルト特別賞受賞。第15回新日鉄フレッシュアーティスト賞受賞。現在はベルリンに住み、欧州各地でソリストとして活躍中。

 ヨーロッパでソリストとして招かれオーケストラと協演したコンサートは100回に及ぶ。これまでに州立ハレ・フィルハーモニー管弦楽団、州立アウグスブルク・フィルハーモニー管弦楽団、州立チューリンゲン・フィルハーモニー管弦楽団、シュレーツビヒ・ホルシュタイン管弦楽団、ミッテルドイチェ・カンマ―フィルハーモニー、ボン・クラッシェ・フィルハーモニー、ケルン室内オーケストラ、プラハシンフォニエッタ、サンクトペテルブルク・カメラータ、ローザンヌ室内管弦楽団、他と協演、国内では東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団、ジャパン・シンフォニエッタ他と協演。

 「きわめて優れた様式美」「一貫して緊張感を保ち、聴き手に息つく暇をあたえない」「音が美しく、表現が明瞭で、清潔な音楽をつくるヴァイオリニスト」「ボンの人たちは彼女をウィーン古典派の協奏曲のソリストとして既に認知している」「完璧な演奏で聴衆を魅了、聴衆は熱狂的な歓声をあげた」など、新聞批評で高評を得る。

 毎日ゾリステン(毎日新聞社主催)に出演の他、多くのリサイタルを行い、バッハの無伴奏ソナタとパルティータ全曲を一夜で演奏。ベートーベンのヴァイオリン・ソナタの全曲演奏度々行う。朝日カルチャーセンターでモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ全曲のレクチャーを行う。ドイツやサンクトぺテルブルクの音楽祭に招かれ、モーツァルトのコンチェルトを協演。草津夏期国際音楽祭にてウェルナー・ヒンク氏らとシューベルトの弦楽五重奏曲を演奏。

 シューマンのヴァイオリン協奏曲のCDをドイツ・ソニーからリリース。「ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ~フランスヴァイオリン」ヴァイオリン作品集、「フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ~フォーレ・ヴァイオリン作品集」をカメラータ・トウキョウからリリース。新聞および音楽誌上に推薦盤として選ばれ高い評価を得る。

 

ピアニスト:平井敬子 桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部卒業。ピアノを三田陽子、矢波絢子、原田由美子、宮本陶、ロビン・マッケイブ、大西愛子の各氏に師事。室内楽を北村薫、三浦洋一、ピュイグ・ロジェ、藤井一興、磯野順子の各氏に師事。毎日新聞社全日本学生音楽コンクール東日本大会第2位、宝塚ベガ音楽コンクール室内楽部門入賞、日本クラシック音楽コンクール審査員特別賞受賞、全日本ソリストコンテスト部門優秀賞受賞。全国各地の労音主催、公民館主催でのリサイタルを行う他、教会や寺社でのコンサートにも数多く参加。川口リリアホールや立川市の公民館においてヴァイオリンの植村理葉氏とベートベン・ヴァイオリンソナタチクルスを行う。関西フィル、光ヶ丘管弦楽団、初台タウンオーケストラでソリストとしてコンチェルトを協演。ソロ演奏、室内楽、声楽器楽の伴奏を務める。鶴川女子短期大学非常勤講師。